大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

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大腸内視鏡検査(大腸カメラ)について

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を行うと大腸の全体を視覚的に確認できるので、大腸がんやポリープの検査・診断に役立ちます。また、内視鏡先端の処置具でポリープや大腸がんを切除することもできます。スコープの挿入は肛門から行い、15~30分程度で取り出します。
大腸の長さは約1.5mもあり何度も曲がっているので、屈曲の際に苦痛を感じることはあります。とはいえ、鎮痛剤の使用やカメラの挿入技術が進んだこと、膨満感を抑える炭酸ガスなどで、近年はかなり苦痛が減っています。また、当院では日本消化器内視鏡学会に認定された消化器内視鏡専門医が検査を担当しますので、高度な専門性を持った検査を実施可能です。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)必要な理由

大腸がんは現在増えてきています。国立がんセンターの統計では2019年のがんの診断総数では大腸がんが1位となり、男女別に分けても前立腺がん、乳がんに続く2位となっています。そしてがんによる死亡数では総数では2位、男女別で見ると男性では肺がんに続く2位、女性では1位となっています。消化器内科医の世界ではいかに大腸がんを減らしていくが最重要命題となっています。

大腸がんを早期発見・早期診断のため大腸がん検診が行われており、日本では便潜血検査2日法が用いられております。便潜血検査は非常に有用な検査ですが、陽性率は約6%であり、感度の問題から陰性でも大腸がんの存在が否定できるものではありません。ただし、便潜血陽性の方は少なくとも大腸内視鏡を受けることが強く推奨されます。アメリカでは45歳で大腸内視鏡検査は無料の検診で受けることができます。実際アメリカでは大腸がん検診の受診率も高く、大腸内視鏡による検診が普及し大腸がん罹患率(診断)や死亡率は現実に劇的に減少しています。
大腸内視鏡はなぜ必要とされているのでしょうか?それは大腸内視鏡は大腸がんの診断としての役割だけでなく、大腸ポリープを同時に切除することで将来の大腸がんを防ぐ予防の効果があるためです。大腸がんの発がん経路はほとんど解明されてきており、その主要な発がん経路が大腸ポリープ(腺腫性ポリープ)から大腸がんに進化する経路です(adenoma-carcinoma sequence)。この発がん経路を大腸ポリープを切除することで防ぐことができます。大腸内視鏡は一石二鳥の検査なのです。
大腸がん検診を何歳から受けるべきかについては国によって違いがあります。下記の図を見ていただくと45歳から大腸がん罹患が増えているのがわかります。そのため45歳から50歳で大腸がん検診が開始になることが多いです。現在の潮流として、若年性大腸がんの方を効率よく見つけるため、より早期に大腸がん検診を始める人を決めていくかが議論の中心です。東広島市ではすこやか健診で40歳以上の便潜血検査が含まれていますので、健診の受診券が届いた方は是非受けてください。

引用:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)

こんな症状がある方は
受診をご検討ください

  • 便潜血検査異常
  • 下痢
  • 家族に
    大腸がんの方がいる
  • 激しい腹痛
  • 血便・黒い便がでる
  • 体重減少
  • 便秘
  • 貧血
  • 40歳以上で
    大腸がん検査をしていない

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)でわかる疾患

  • 大腸がん
  • クローン病
  • 大腸脂肪腫
  • 潰瘍性大腸炎
  • 大腸ポリープ
  • 直腸潰瘍
  • 腸結核
  • 大腸憩室症
  • 過敏性腸症候群

当院の大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の特徴

内視鏡専門医が
検査します

消化器内視鏡専門医とは、日本消化器内視鏡学会が定めた研修と試験を合格すると認定される資格です。内視鏡の質を担保する上では非常に大切な資格となります。
当院の大腸カメラを使った診察・検査は、日本消化器内視鏡学会専門医が担当します。お腹の症状・疾患のスペシャリストが一貫して患者様を診療いたしますので、安心してご相談ください。

希望される方には
苦しくないように
鎮静剤を使用します

当院は、希望される方に対して、大腸カメラ検査の苦痛を緩和する鎮静剤を使用しています。
鎮静剤を使用することによって、眠ったような感覚でいるうちに検査を済ますことができます。大腸カメラ検査が初めての方は特に緊張感も高いと思いますので、鎮静剤のご利用をおすすめしています。
※鎮静剤を使用した日は車の運転はできませんので、公共交通機関のご利用やご家族による送迎をお願いいたします。

処置具は使い捨てのため安心で衛生的

当院で使用する内視鏡の処置具(生検鉗子、ポリープ切除用スネア)は全てディスポーザブル製品(使い捨て)です。そのため患者さんには可能な限り感染のリスクが低い内視鏡処置が提供可能です

二酸化炭素送気装置の導入

大腸内を観察する際にはしっかりと大腸を膨らませる必要があります。その際に従来は空気を使用していましたが、検査後も空気が大腸内に残存し、検査後の不快感が問題となっていました。
本田クリニックでは大腸検査において二酸化炭素(CO2)を使用しております。二酸化炭素(CO2)は検査後素早く体内に吸収され呼吸から排気されます。専用の設備を導入することで、検査後の不快な腹部症状を軽減できます。なお二酸化炭素(CO2)を使用する副作用はありませんので、安心して検査を受けてください。

検査後には丁寧に内視鏡の検査結果を説明いたします

検査後に休憩いただき、その後ディスプレイで内視鏡の画像をご覧いただけます。当院ではオリンパス社の内視鏡画像・レポート管理ソフトであるVivolyを使用し内視鏡レポートを作成します。ご希望の方には患者さん用のレポートをお渡し致します。

胃カメラ・大腸カメラが同日に施行可能です

本田クリニックでは胃内視鏡(胃カメラ)と大腸内視鏡(大腸カメラ)を同日に検査することも可能です。お忙しい中、胃・大腸を同時に調べることが可能になるため時間的なメリットが特に大きいです。

土曜日にも胃カメラ・大腸カメラを受けていただけます

平日がお忙しい方には土曜日に内視鏡検査を受けていただくことも可能です。下剤を早い時間から飲んでいただく必要がありますが、平日を休む必要がなく、平日にお時間の調整が難しい方は一度ご相談ください。

大腸内視鏡を多くの人に:痛みのない内視鏡を目指す当院の対策

大腸内視鏡(大腸カメラ)は痛みを伴うことが多く、人によってはトラウマになってしまうこともあります。大腸内視鏡で痛みが生じる原因はいくつかあります。

①空気が腸管を伸ばし、大腸が風船のようにパンパンになる
内視鏡の初学者がよくしてしまう挿入方法です。大腸が風船のように膨らむと腸が張る痛みだけでなく、大腸カメラ自体を押し込まなければいけなくなりさらに痛みが倍増されます。

②小柄な方や痩せている方
大腸の長さは身長と違い皆さんほぼ同じです。その大腸が小柄な方のお腹に収まっているため、どうしてもカーブが多くなります。そのカーブを超える際に大腸カメラで腸管を押してしまい、痛みを感じることがあります。

③過敏性腸症候群など大腸が敏感な方
よく検査中の痛みで、いつもの痛みと似ていると表現される方がいます。大腸が過敏な方は検査中痛みを感じやすいと言われています。

④腹部手術の既往がある
大腸が手術の影響で癒着(不自然に周囲にくっついてしまう)が生じて、大腸を直線化することが難しくなり、本来とは違う力が大腸に生じてしまい痛みを感じてしまいます。

当院の取り組み

当院では上記の疼痛に原因に対して以下のような取り組みを実施しています。

大腸内視鏡のカメラ挿入法①「浸水法」

内視鏡専門医として大腸内視鏡(大腸カメラ)の挿入に際し、痛みのない内視鏡操作を心がけています。そして大腸内視鏡における一番痛みが出やすい局面が検査開始後すぐにあるS状結腸です。S状結腸は固定されてない部分の大腸で、大腸が非常に伸びやすく痛みが生じやすい部位です。当院ではS状結腸の挿入の際に「浸水法」にてS状結腸を”伸ばさない”挿入法を実践しています。

浸水法のメリット
①空気使わず水の注入で視野を確保するためで大腸が張らず痛みが緩和される
②大腸が真っ直ぐに挿入されるため、その後の処置もスムーズに行える

大腸内視鏡のカメラ挿入法②「無送気軸保持短縮法」

大腸内視鏡のカメラ挿入の際に、ガスを送気しながら挿入することで大腸がパンパンに伸びてしまい痛みの原因になります。この大腸を伸ばした状態でカメラを伸ばしたり短縮したりし挿入する方法を「ループ法」と言います。当院では「ループ法」ではなく、ガスの送気をせず、また無駄に大腸を伸ばさずカメラ軸を保持して挿入する「無送気軸保持短縮法」にて大腸内視鏡を実施しております。

無送気軸保持短縮法のメリット
① 疼痛を減らすことが可能

無送気軸保持短縮法のデメリット
① 習得にはスキルと経験が必要
② 検査時間が数分伸びる可能性がある。(誤差の範囲ですが)

鎮静剤/鎮痛剤を少量併用することで不安の軽減

過去の内視鏡の痛みの経験や、初めての大腸内視鏡の際の緊張で腹部が緊張し、より検査中の疼痛が増大してしまうことがあります。当院では大腸内視鏡の際に少量の鎮静剤や鎮痛剤を使用することで、可能な限りリラックスした状態で検査を受けて頂けます。

選べる前処置薬の下剤

大腸内視鏡の前処置の下剤は大きな精神的負担になります。当院では各種下剤を常備しており、ご希望に応じて下剤を選択できる体制を整えております。当院のメインの下剤は2021年に販売が開始されたサルプレップですが、内服量の少ないピコプレップや錠剤タイプのビジクリアなどご希望に応じて対応いたします。

下剤について

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の流れ

  1. 内視鏡検査 前日

    • 検査予定日の2日前より消化の良いお食事を取るようお願いいたします。
    • 検査前日の夕食は夜21時頃までにお済ませください。
    • 便秘気味や前処置に不安のある方は検査食(当院にて販売)を食べてください。
    • 指示通りに処方された下剤を内服してください。
    下剤について
  2. 内視鏡検査 当日

    • 検査当日の朝食は食べないでください。水は少量は飲んで頂いてもかまいません。
    • 定期薬は医師より許可のある薬は服用してください。
    • ご自宅で下剤を内服開始してください。
    • 飲み始めてからご自宅での排便の状態を確認してください。来院時にお尋ねします。
  3. ご来院

    • 当日は鎮静剤使用希望の方は車の運転を控えてください。
    • お通じが水のようになれば、準備は完了です。
    • 検査着に着替えて、点滴で鎮静剤を投与し、検査を開始します。
    • 検査時間は10~20分ほどです。(ポリープ切除すると、もう少し時間を要します)
  4. 内視鏡検査 開始

    • 検査着にお着替え頂きましたら、スタッフが内視鏡ルームにご案内いたします。
    • 麻酔をご希望の場合は点滴をいたします。検査ベッドに休んでいただき、血圧と酸素濃度を測るモニターをつけさせて頂きます。
      ※体の向きに不自由のある方(手術後等)は仰ってください。
  5. 内視鏡検査 終了

    • 検査終了後はベッドにて1時間程度お休みしていただきます。
    • 十分に麻酔が覚めるまでお休みください。
  6. 内視鏡検査後の説明

    内視鏡結果を医師よりご説明いたします。
    大腸ポリープ切除を行った場合は顕微鏡での検査結果が出るのに2週間程度かかります。
    結果が出るころに再度組織検査結果を聞きにいらしてください。

病理検査の結果について(大腸)

ポリープを切除した場合や組織を採取した場合は病理検査に検体を提出して病理専門医に評価を依頼します。通常2週間程お時間をいただきますので、改めて結果を説明いたします。
万一入院が必要な病変が見つかった際には、提携している医療機関へ紹介状を作成いたしますのでご安心ください。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の料金

検査種類 1割負担 3割負担
大腸検査(観察のみ) ¥2,500 ¥7,500
大腸内視鏡ポリープ手術
(1か所)
¥9,000 ¥27,000
大腸内視鏡ポリープ手術
(2か所)
¥10,000 ¥30,000
大腸内視鏡ポリープ手術
(3か所)
¥11,000 ¥33,000

大腸がん検診について

当クリニックでは元気すこやか健診(東広島市大腸がん検診)に対応しております。検査内容としては便潜血検査2日法です。2日間便を調べ、微量の血液がないかを調べます。この検査では1回でも微量の血液が検出された場合(陽性)は大腸内視鏡で精密検査を行います。

大腸がん検診の検査方法

便潜血検査2日法

ご自宅で2日間の便を容器に採り、便中に含まれる血液の有無を調べます。この検査は、便が大腸内でがんやポリープなどと接触することによって生じた出血の有無を調べます。目には見えない、微量な出血でも感知できる検査です。採取した検体は冷蔵または暗所に保管して下さい。
※生理中の検体採取は避けて下さい。

内視鏡検査

大腸がん検診では、検査実施前に腸管内部をきれいにし、その後肛門から挿入した内視鏡によって視覚的に検査を行います。直腸から盲腸まで、大腸の全体を確認できることがこの検査の利点のひとつです。ポリープやがんの疑いがある病変があれば組織の一部、または全体を採取して病理検査を実施します。
また、病変の構造を細かく確認するために、拡大観察を行うことがありますし、画像強調観察を行うケースもあります。

Q & A

内視鏡検査を受けたことがなく、不安に感じる方や疑問がある方はこちらを参考にご活用ください。

日帰りポリープ手術について

大腸ポリープ検査中に大腸ポリープが発見された場合、その場で切除する日帰り手術に移行することもできます。日帰りですので入院することなく、仕事やご家庭に与える影響も小さくて済みます。
多くの場合切除は5分程度で終わりますから、身体的負荷や精神的負荷が少なく、痛みや不快感の心配も不要です。

日帰りポリープ手術

ご予約はこちら

ご予約はWEB予約、またはお電話よりお願い致します。

082-434-8811

【診療時間】9:00~13:00/15:00~18:00
※火・木・土は午後休診になります。 
【休診日】日・祝/祭日・お盆・年末年始

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