大腸内視鏡検査の前処置

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大腸内視鏡検査の前処置

大腸内視鏡検査は、大腸の内部を直接観察することで、大腸ポリープや腫瘍などの病変を早期に発見するために行われる検査です。検査の精度を高めるために、検査前には腸管をきれいに洗浄する必要があります。

前処置の目的は、大腸内に残っている便や汚れを洗い流すことで、大腸の内部をより明瞭に観察できるようにすることです。便や汚れが残っていると、病変の見落としや診断の誤りにつながる可能性があります。

前処置には、検査前日までに食事制限を行う方法と、検査当日に下剤を飲む方法があります。

検査前日までの食事制限

検査前日までに、消化のよい食べ物(白米、おかゆ、魚、鶏肉など)を食べて、野菜や果物、乳製品、食物繊維の多い食品は避けます。また、午後8時以降は何も食べないようにします。


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大腸内視鏡検査の下剤の
メリット・デメリット

  • Merit

    • 腸管をきれいに洗浄することで、検査の精度を高めることができます。
    • 検査当日の絶食時間が短縮されます。
    • 検査当日の午前中に検査を開始することができます。
  • Demerit

    • 下剤を飲むと、腹痛や下痢などの副作用が出ることがあります。
    • 脱水症状を防ぐため、十分な水分補給が必要です。
    • 下剤を飲むと、体重が減少することがあります。

下剤の種類と飲み方について

当院では、下剤を複数種類のご用意をしております。下剤は種類によって味や飲み方が異なりますので、ご希望の下剤をお選びください。
下記に、それぞれの特徴、味の情報、、一般的な飲み方を記載しております。

マグコロールP(マグコロール散パウチ)

当院で主に使用している下剤です。
スポーツドリンクのような甘みのある味です。
ポリエチレングリコール(PEG)を主成分とする非吸収性下剤です。
便の量を増やし、大腸内を洗浄します。
水に溶かして飲用します。

マグコロールPの溶かし方、飲み方

検査当日の検査開始5時間前から、水に溶かしたマグコロールP1800mlを
1~2時間かけて、コップに注いでゆっくり飲用します。
(服用される方は、動画をご確認ください。)

注意事項

下痢や腹痛などの副作用が出ることがあります。
服用中は水分を十分に摂取してください。
服用後、車の運転や危険を伴う作業は控えてください。

モビプレップ

本製剤は高張液であるため梅風味で、酸味が強いです。
味覚には個人差がありますが、一般的に「梅ジュースのような味」と表現されます。
腸管内洗浄力は強く、製剤の服薬量は1.0~1.5リットルと水分750ml程度であり
製剤の服用量は少ない前処置になります。

モビプレップの溶かし方、飲み方

モビプレップは、検査当日の検査開始4-5時間前から飲み始めます。

  • モビプレップ1袋に水1.5Lを注ぎ、よく混ぜる
  • 2Lの液体を、1Lずつ1時間かけて飲む
  • 1Lの液体を飲むごとに、水1Lを飲む
  • 便が透明になるまで繰り返す

なお、高齢者や脱水症状のリスクのある方は、2杯1杯法で飲むことが推奨されています。

注意事項

脱水症状や電解質異常を起こす可能性があるため、医師の指示に従って服用することが大切です。
また、モビプレップは、便意を催す作用があります。
飲んでいる間は、トイレの近くで過ごすようにしましょう。

ニフレック

詳しい飲み方はこちら

ニフレックの味は、少し塩味のある、やや薄味の味です。
苦みや酸味はほとんどなく、飲みやすいと感じる人もいます。
腎機能が低下している患者さんにも使用できる製剤です。

ニフレックの溶かし方、飲み方

ニフレックの一般的な飲み方は、以下の通りです。

  • ニフレックの専用袋を袋の上から数回押して、粉末をすべて取り出す。
  • 2Lの水にニフレックの粉末を加え、よく混ぜる。
  • コップ1杯(約200ml)を10分間隔で、計10回飲む。
  • 飲み終わったら、水を1L程度飲む。

なお、高齢者や脱水症状のリスクのある方は、2杯1杯法で飲むことが推奨されています。

注意事項

1回に大量に飲むと吐き気や嘔吐を起こす可能性があるため、コップ1杯ずつゆっくりと飲む。
飲んだ後は、水分を十分に摂取する。
排便が続く場合は、医師または看護師に相談する。

サルプレップ

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サルプレップは2021年に発売された新しい製剤です。一番特徴はすでにペットボトルで
製剤となっており、溶かしたりする手間が不要で、シンプルな方法になります。
腸管洗浄力もモビプレップに劣らない、高い洗浄力と評価されております。
サルプレップの味は、レモン風味ですが、苦みが若干あります。
冷蔵庫で冷やしておくと、飲みやすくなります。

飲み方

サルプレップの一般的な飲み方は、以下のとおりです。

いずれの方法もサルプレップの2倍量の水またはお茶の用意が必要です。

①標準法

検査当日:サルプレップ480ml(1本)を30分かけて全て内服していただきます。
その後水またはお茶約1リットルを60分かけて飲んでください。

②1杯2杯法

検査当日:コップ1杯(約120ml)のサルプレップを飲んでいただき、併せて水2杯(約240ml)を10-20分で飲みます。
これを繰り返しサルプレップ480ml(1本)と水またはお茶約1リットルを90分かけてゆっくり飲んでください。

ピコプレップ

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リンゴ風味で、ポカリスエットのような味と表現されることが多いです。
苦味や塩味がなく、比較的飲みやすい味です。

内服量が少なく、1回150mlを2回服用するだけなので、下剤が苦手な人にも服用しやすい傾向があります。

腸管洗浄力が弱いことが本製剤のウィークポイントであり、過去の前処置が難しかった
(味が合わない、量が多くて飲めない)などの事情がある方に選択されます。

飲み方

1回目の服用は、検査前日の夜に、150mlを水に溶かして服用します。
2回目の服用は、検査当日の朝に、150mlを水に溶かして服用します。

検査前日の夜から、透明な飲料のみを摂取します。
透明な飲料には、水、白湯、スポーツドリンク、コンソメスープ、炭酸水などがあります。

注意事項

ピコフレップは、服用後に下痢を起こすことがあります。
服用後は、脱水症状を防ぐために、水分補給を十分に行いましょう。
服用後に血圧低下や立ちくらみなどの症状が現れた場合は、医師または薬剤師に相談してください。

ビジクリア

ビジクリアは、大腸内視鏡検査前の腸管洗浄剤です。
錠剤タイプの下剤で、水に溶かして服用します。

ビジクリアの味は、ポカリスエットのような味で、苦みが少ないとされています。
ただし、個人差があり、苦みを感じる人もいるようです。

飲み方

ビジクリアの一般的な飲み方は、以下の通りです。

  • 朝食は食べずに、水を200mL飲む。
  • ビジクリア5錠を200mLの水と飲む。
  • 15分後に2.を繰り返す。
  • これを計10回繰り返し、ビジクリア50錠を飲み切る。

ビジクリアを服用した後は、水分を2L以上、こまめに飲むことが大切です。
また、服用後30分以内に下痢が始まり、1~2時間にわたって続くことがあります。

注意事項

ビジクリアを服用する際には、以下の点に注意が必要です。

妊娠中や授乳中は服用しない。
腎臓や肝臓に障害がある人は服用前に医師に相談する。
服用後、脱水症状を起こす可能性があるので、こまめに水分を摂取する。 服用後、下痢が続く場合は医師に相談する。

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